- 2013-03-18 (月) 21:22
- 園だより
【年長最終号】てんとうむし 869号 2013年3月18日
淡い春の日差しの庭に、色とりどりの服をまとったろりぽっぷ子たちがとび回り、その生き生きとした姿に命の輝きを感じます。
行きつ戻りつしている春もようやく確かなものになり、年長組59名の子どもたちの巣立つ日も間近になってきました。3年、そして2年前の4月、ホールにはちょっぴり不安そうなあどけない子どもたちの姿がありました。そして今、ひとまわりもふたまわりも大きくなった自信に満ちあふれた年長さんが、凛とした表情で卒園式に臨みます。
年長組の子どもたちは、この一年間に驚くほどの成長を見せてくれました。これまでの道のりには、いろいろな心の葛藤があったことは言うまでもありません。ひとりひとりが泣いたり、笑ったり、けんかしたり、保育者に心の内を聞いてもらったり、抱きしめてもらったりしながら、自分の力でいろいろな出来事を見事に乗り越えてきました。素晴らしいのは、子ども同士お互いが影響し合い、育ち合って成長してきたということです。
ありのままの自分でいいんだ、みんな違っていいんだ、ゆっくりでいいんだと大切なことに気付いた子どもたち。お互いの良さを認め合い、やさしさを分け合ってかけがえのない友だちの存在を実感した子どもたち。友だちとの結びつきをどうしたらうまくやっていけるのか、人として大切なことを学んだこどもたち。自分で考え、決断し、行動する力、困難を乗り越える力、やわらかい感性と生きる力を身に付けた子どもたち。そして、何よりも誇らしく思うのは、子どもたちの心がやさしく、思いやりに溢れているということです。
共に遊び、共に笑い、涙してきた私たちは、子どもたちのやさしさに勇気づけられ、なぐさめられ、喜びをたくさん分けてもらいました。これからも子どもたちが訪れた時、ひとりひとりの良さを誰よりも知っている私たちスタッフが、いつでも抱きしめてあげたいと思っています。
年長組のお友だち、卒園おめでとう そして さようなら。
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